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Twitterとの連携の試み [鍼灸]

ここ最近、facebookメインで「鍼灸」ネタを書いていましたが、facebookとブログ(ここ)とTwitterのそれぞれの特性を活かして、3本立てでうまく連携できないものか、工夫してみようと思います。

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上肢後面の経穴の部位の寸法の覚え方 [鍼灸]

2年生になって暗記科目が急に増えて、ちょっと戸惑っていました。

おまけに、1年生の時サボって全く覚えていなかった、経穴の「部位」についての小テストが実施されるようになってから、どうやって覚えれば良いのか悶々としてました。

特に骨度法での寸法については、まったくのお手上げ状態で、最初(上肢前面のテストの時)には経穴の並びと寸法の数字のならびを覚えてはみたものの、経穴が歯抜けになったら寸法はずれるし、直ぐ忘れてしまうし・・・この覚え方は使えませんでた。

で、結局、臨床でも使えるようにするには、経穴名と寸法数字を結びつけるゴロしかないということで、上肢後面の経穴について全部ではありませんが、以下の「ゴロ」と「連想のヒント」を考えてみました。

手の陽明大腸経
「偏歴」お遍路さん→3寸
「温溜」温泉で来光→5寸
「下廉」ゲレンデの界良好→4寸
「上廉」常連さん→3寸
「手三里」考え中
「曲池」(寸法なし)
「肘髎」(寸法なし)
「手五里」キングコングはゴリラとお嬢さんの物語→3寸
「臂臑」考え中

手の少陽三焦経
「外関」考え中
「支溝」「溝」の「さんずい」から3寸
「会宗」考え中
「三陽絡」考え中
「四瀆」考え中
「天井」考え中
「清冷淵」「冷」の「すい」から2寸
「消濼」考え中
「臑会」考え中

手の太陽小腸経
「養老」考え中
「支正」「」の画数から5寸
「小海」(寸法なし)
「肩貞」考え中

考え中の方が多い・・・

手の三陽の合土穴(小海、天井、曲池)から「天」始まり(天宗、天髎、天鼎)まで [鍼灸]

以前「経穴暗記で間違えやすい並びの覚え方」として
http://nekohiko.blog.so-net.ne.jp/2011-06-05

 肩貞→臑兪→天宗と臑会→肩髎→天髎
が間違えやすいという記事を紹介しましたが、これに加えて
 臂臑→肩髃→巨骨→天鼎
も併せて、以下のようなおさらいをしてみました。

手の三陽の合土穴(小海、天井、曲池)から「天」始まり(天宗、天髎、天鼎)まで
(1)(2).JPG
(3).JPG
(4).JPG
ということで、限られた期間のなかで記憶を確実にするためには、ある時期からは体表上の実際の部位(相対位置関係)をイメージして覚えるしかないような気がしてきました・・・あと2年しかない?あと2年ある?

記憶が定着していない経穴の分析 [鍼灸]

鍼灸科の1年から、かろうじて2年に進級できることが確定してからというもの、ほとんど勉強をしていなかったせいで、3月の上旬ころ久しぶりに361穴が書けるかどうか試してみたら・・・ちょっとやばいことに!

ちょっと本気で覚えなおさなきゃ、と、その日から10日間余りほぼ毎日30分以上かけて、361穴の書き取りをしてるうちに、よく間違えるところを覚えなおせば良いことに気づいた。(当たり前の話じゃん)

どこが間違えやすいか(忘れやすいか)は、人それぞれの覚え方によって異なるので、書き取りしたものが10回分くらい集まったところで、自分なりに分析してみると面白いと思います。

なかには、間違っていることを気づかずに同じ過ちを繰り返している(自分の場合は「扶突」がすっぽり抜けていた)ものもあったりするので、時々チェックする必要がありそうです。
経穴エラー20120403.JPG
自分の例では1回目から13回目まではほぼ毎日、13回目と2012.04.01との間は2週間くらい空いていますので、2012.04.01には誤字や漢字を忘れてしまったというような別のエラーが新たに発生していました。

(参考)エラー回数のカウントは、エクセルの関数 COUNTA を使ってみました

横隔神経は横隔膜のどこを貫通するか?(11/7追記) [鍼灸]

専門学校1年生の後期になって、授業のペースが早くなり先行きに不安を感じ始めた、今日この頃です。

そんな中で、横隔膜の3大開口部「大動脈裂孔」「大静脈孔」「食道裂孔」を通過する動・静脈、神経に「横隔神経」が含まれるかどうかで、しばらく混乱していました。

<横隔神経が「大静脈孔」と「食道裂孔」を通過する説>
(1)学校の先生によると過去に国家試験出たとのこと(出題時期は不明)
(2)http://melma.com/backnumber_174363_4608856/
11/7追記:(2)の著者である「合格仙人」さんから補足のコメントをいただきました→本ページの【脚注】

<横隔神経が3大開口部以外を通過する説>
(3)ムーア 臨床解剖学 第2版 第2版 101ページ より抜粋
右横隔神経は(中略)下大静脈孔の近くで横隔膜を貫く.
左横隔神経は(中略)心膜の左側で横隔膜を貫く.
(4)ネッター 解剖学アトラス 原書第4版 図193、194および195から以下を読み取り
左横隔神経、右横隔神経ともに縦横隔膜と心膜の間を心膜横隔動静脈と並走して下行し、心臓(心膜)の左右で横隔膜を貫く.

(3)(4)が間違った記載、図示をしているとは考えにくいことから、この時点で、(1)と(2)は何かの間違いではないかと疑い始めたのです。

その後、追加調査をした結果、以下の記載を見つけました。
(5)第5版 イラスト解剖学 中外医学社 59ページ
食道裂孔(中略)食道、左胃動脈、迷走神経、左迷走神経の枝が通る
大静脈孔(中略)下大動脈、右横隔神経の枝が通る
(6)新版 岡嶋解剖学 改訂第4刷 杏林書院 736ページ
横隔神経(中略)心膜横隔動脈と共に、心膜と縦横隔膜との間を下降し横隔膜にゆく。これからの分枝として、
1)心膜枝 Ramus pericardiacus, pericardiac branch
2)横隔腹枝 Rami phrenicoabdominales, pherenicoabdominal branches
がある。心膜枝は主として心膜前面に分布し横隔膜枝(横隔枝の誤記と思われる)は右側は大静脈孔を通り、左側は食道裂孔を通り、横隔膜下面に出て、交感性の横隔神経叢に入る。

ここまでの情報からすると、以下の構図が見えてきます。
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左横隔神経(左心膜横隔動・静脈と共に心膜と縦横隔膜との間を下降)
↓→横隔腹枝の一部:食道裂孔を通過
↓→横隔腹枝の多く:横隔膜の上面左側に分布
心臓の左側で横隔膜を貫通

右横隔神経(右心膜横隔動・静脈と共に心膜と縦横隔膜との間を下降)
↓→横隔腹枝の一部:大静脈孔を通過
↓→横隔腹枝の多く:横隔膜の上面右側に分布
心臓の右側で横隔膜を貫通
******************************************************************
さらに、別の図書
(7)Sobbotta 図説 人体解剖学 第5版 原書第21版 第2巻 体幹・内臓・下肢 121(ページ)
によると、大静脈孔の辺りで横隔神経の末梢が下大静脈にまとわりついている状況が図示されています。

ちなみに(6)の文献の図(Ⅵ-104)においても、「横隔腹枝」は横隔神経が枝分かれした末梢近くを図示しています。

以上のことから現時点では以下の理解をすることとしました。
*****************************************************************
「食道裂孔」および「大静脈孔」を通過するのは、左・右横隔神経から分枝した細い「横隔腹枝」の一部である。
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左・右横隔神経の「幹」にあたる部分は横隔膜に至るまで、心膜と縦横隔膜の間を「心膜横隔動・静脈」と共に下行し、心臓の左右で横隔膜近くに到達した「幹」が横隔膜上面で分枝した太い「横隔腹枝」が横隔膜を貫通し横隔膜下面でさらに分枝する。
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11/7追記:【注記】上記(2)の解説について「合格仙人」さんからの補足説明がありましたので、以下に紹介させていただきます。
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<前略>
「左横隔神経が食道裂孔を通過し、右横隔神経が大静脈孔を通過する。」というメルマガについてコメントを頂いていたようです。気付くのが遅くなり申し訳ありませんでした。
 結論から申しますと、ご指摘頂いている通りです。正確には、「左横隔神経の横隔腹枝が食道裂孔を通過し、右横隔神経の横隔腹枝が大静脈孔を通過する。」としなければならないですね。お詫びをして訂正いたします。

 手元に成書がありませんので、参考となるHPを書いておきます。
 以下は、慶応大学の船戸和弥先生のホームページからの抜粋です。
http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/Rauber-Kopsch/web/2-61.html
 左のものは心尖の後方を回って曲り、前方に凹の弓を描いて横隔膜に達するが、右のものは右腕頭静脈の外側面に、次いで上大静脈の外側面に接して走り、大静脈孔のいくらか前方かつ外側で横隔膜に達する。
 右の横隔神経は各1本の前方の終枝と後方の終枝とに分かれ、左横隔神経は各1本の前方、後方および外側の終枝に分れる。
 後方の終枝は左右とも1本の腹枝を横隔膜の下面に送る(これは右側は横隔膜の大静脈孔を通り、左側では横隔膜腰椎部の1つの尖頭あるいは食道孔をとおる)。
<以下略>
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「鍾」と「衝」:経穴で間違えやすい漢字 [鍼灸]

音が「しょう」でどちらも「重」を含む漢字の
「鍾」と「衝」
「衝」の方が多いので、「鍾」を「衝」と書き間違えることが多いです。

「鍾」がつくのは
「大鍾」と「懸鍾」のふたつ

「衝」がつくのは
「気衝」「少衝」「眉衝」「中衝」「関衝」「天衝」「太衝」とたくさんあります。

気胸による死亡事故 [鍼灸]

先日、「膻中」への鍼が胸骨裂孔を通過して心臓に刺さり、死亡したという海外での事故例を紹介しましたが、鍼での死亡事故で一番多い(多かった?)のは、鍼が肺に刺さって呼吸困難を起こす「気胸:ききょう」という事故なんだそうです。

さっき「鍼灸」「死亡事故」のキーワードでググって最初に出てきたのが、
http://ameblo.jp/nichiando/entry-10431049807.html
でした。

発生したのが2010年1月ということですから、つい最近のことです。

解剖学で肋骨の授業の際に、「気胸」の話があって、肋骨の間は注意し易いが、特に第一肋骨より上に突き出ている「肺尖」という先っぽの部分に要注意!とのことでした。

経穴の表記漢字 [鍼灸]

経穴の名前に使われている漢字は、日常生活では使われない漢字がたくさんありますが、国際標準化の中で少しづつ簡単な(画数の少ない)漢字に置き換えられているようです。

自分が覚えていく過程で、気がついた複数の表記について、以下に記しておきます。

「俠渓」「太渓」の「渓」
谿→溪→渓

「俠渓」の「俠」
俠→侠

「頰車」の「頰」
頰→頬

「列欠」「欠盆」の「欠」
缺→欠

「糸竹空」の「糸」
絲→糸

「僕参」の「参」
參→参

「経渠」の「経」
經→経

ちなみに、361の経穴を漢字で書き取りする場合、自分は約30分かかるので、毎日通しで書くのは結構大変です。

そろそろ、場所も覚えなければなりません。

膻中(だんちゅう) [鍼灸]

<膻中の位置>
DSCN4353.JPG

専門学校に入学したときに、医道の日本社の月刊誌「医道の日本」3月号をいただき、まだなにも判らないから定期購読してもなあ・・・と思ってたら、4月号に2011年2月の国家試験問題が掲載されていたので、いずれ勉強することになるからと、4月号を購入しておいた。

通学の電車の中で判らないながら、つらつら目を通していたら、連載漫画「鍼灸臨床インシデント」で「膻中:だんちゅう」への鍼での(海外での)死亡事故例が紹介されていた。
(インシデントじゃなくて、死亡事故はアクシデントだろ!と突っ込んでみた)

この経穴(ツボ)の位置には胸骨(胸骨体)があることから、専門学校でも「骨(胸骨)に突き当たるまで鍼をうつことができる」と教える場合があるということらしいが、この胸骨に孔が開いている場合があり、そこを鍼が通過して心臓に達する恐れがあるという!

<出典>医道の日本 VOL.70 NO.4 2011年4月 200ページ

その他、関連情報
<胸骨裂孔の出現率>
http://www.jstage.jst.go.jp/article/rinketsu/50/12/50_1687/_article/-char/ja

<ドイツでの死亡事故例>
http://yokando.blog112.fc2.com/blog-entry-48.html

経穴暗記で間違えやすい並びの覚え方(ヒント) [鍼灸]

361箇所の経穴(いわゆるツボ)について、
①読み
②漢字←いまココ
③ツボの場所
④ツボ近傍の(重要)臓器(みんな重要ですね)・神経・血管
⑤効果の及ぶ場所(治療箇所)
⑥他のツボとの連携・効能
などを3年間で覚えることになるのだが、覚える順番(流注:るちゅう)が決まっていて、同音異字名や似たような名が多いので、書き取りをすると、なかなかパーフェクトに書けない。

間違えやすい並びと言っても、どんな覚え方をしたかで変わってくるので、あまり参考にはならないと思うけど、自分の復習メモとして書いておきます。

(1)少衝→少沢と中衝→関衝
自分はよく「衝」つながりで、少衝→関衝と間違えてしまう
少衝と少沢は同じ小指の先にあるけど、中衝は中指、関衝は薬指
DSCN4349.JPG
モデルさん(けいけつくんⅡ)の写真では、中衝は反対側にあって見えない
<覚え方>考え中

(2)肩貞→臑兪→天宗と臑会→肩髎→天髎
場所も近くで、「肩」と「臑」の並びが逆でつぎに「天」がくる並びで、書き取りのときに必ずといっていいほどここで詰まってしまいます。
DSCN4350.JPG
<覚え方>流注の順に覚えている間は、前のツボとの関連付けをするのが良いので、とりあえず

小海
肩貞:「海」には「貝」、「貝」から「貞」を連想
臑兪:「月」つながり
天宗:「月」は「天」に(下の並びとかぶるので見直し考え中)

消濼
臑会:「濼」が「楽」に似ているので、「楽」しい「会」合
肩髎:「月」つながり
天髎:「髎」つながり

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