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【生理学】「ミオシンヘッド」「トロポミオシン」「ミオシンフィラメント」 [鍼灸]

国試問題定番の「筋収縮」にまつわるもののなかで、「ミオシン」は引っ掛け問題が作られ易いと思います。

その理由は、なんとか「ミオシン」とか「ミオシン」なんとか、などと名付けられた「ミオシン」絡みの構造が、それぞれ異なる部位で、「筋収縮」の重要な役割を分担しているからです。

(1)どっちから生えてるか迷う『ミオシンヘッド』
(2)アクチンフィラメント側にある『トロポミオシン』
(3)A帯の長さと同じだと連想しにくい『ミオシンフィラメント』

整理の基本は分けることからなので、以下の3つの部位に注目し、それぞれの部位でまとめてみます。

(1)「アクチンフィラメント」と「ミオシンフィラメント」の間にあるのは→『ミオシンヘッド』
「アクチンヘッド」だったか『ミオシンヘッド』だったか判らなくならないように、
ヘッド→「首」振り→おたまじゃくしの「尾」に見えなくもない→「お」がある方→み「お」しん
と覚えます。

(2)「アクチンフィラメント」にあるのは→『トロポミオシン』
『トロポミオシン』という名前なのに「ミオシンフィラメント」上ではなく、「アクチンフィラメント」にあるのが悩ましいところですが、『トロポミオシン』が「アクチン」から『ミオシンヘッド』を「ポロンと」引き離す構造であると連想できれば、「アクチンフィラメント」の構造であることがイメージできると思います。
教科書p214よりイメージしやすい参考図
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2010/100513_fig/fig2.png
出典:http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2010/100513

(3)どっちが「ミオシンフィラメント」?
これは、教科書p213の図13-1のE(一番下)から、『蟹の足』を連想してもらって、
カニの『身』→「み」→ミオシンフィラメント
『身』じゃない『殻』ほうが、アクチンフィラメント
と思い出してください。

それで、「A帯」「I帯」の区別は以下の通りです。
『甘』い『身』のある『A帯』の部分が『ミオシンフィラメント』(「甘」→「A」、「身」→「ミオシン」)
身がつまってなくて『要』らない殻だけの部分が『I帯』(「要」らない→「い」→「I」)
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コメント 1

ねこひこ

すみません、こちらで書き始めて「facebook」で仕上げた、ローカルな記事をそのままコピペしたままでした・・・・・
ここで言う教科書とは、

医歯薬出版
「生理学 第2版」第10刷
ISBN978-4-263-24166-0

でした。
by ねこひこ (2012-06-01 21:01) 

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